16インチブレーキローター取付の巻

 前回、たいらあさんのスープラのブレーキパッドを交換した時に、そろそろブレーキローターを交換しなければならないなぁなんて話していました。
 たいらあさんのGA70スープラは見た目は後期型のように見えますが、実は前期型スープラなんです。前期型スープラは純正ホイールが15インチだったので、ブレーキローターも15インチタイプなんです。
 そんな時、後期型の16インチローターをそのままポン付けできるといった情報を得たので早速試してみることにしました。
 ローターが違うならキャリパーも違うだろうということで、おいらがR32スカイラインキャリパーに交換した時に取り外したJZA70用のキャリパーをオーバーホールして再使用することにしました。
 取り付けに至っては、少し注意する点がありますが、ホントにポン付けレベルの作業内容です。
 ローター大径化によるブレーキング能力は、オーナーのたいらあさん曰く、「とんでもなく変わったとは言えませんが、確実に変わりました。気持ちよく踏めます。」とのことでした。ローターが大きくなったことによって、てこの原理で同じ力でも大きく作用するようになったからですね。どのくらい大きくなったかは計算式で求めることはできますけど、面倒なのでやりません(笑)。
 確実に言えることは、通常のローター交換とあまり変わらない費用で、簡単にブレーキ能力を上げることができるということです。
 前期型のスープラオーナーの方は試してみる価値がありますよ〜!

まず、キャリパーをキレイに磨くことから始めます。
キャリパー全体を灯油で洗うと、油汚れやパッドカスなどをキレイに落とすことができます。しかし、今回はこれだけでは済みません(笑)。ベルトサンダーで表面の凸凹やザラザラを削り落としました。更に、外見から見えない部分まで削って、バネ下重量の軽減にも努めました(爆)。
最後の仕上げとして、ピカールを使ってピカピカにしました。
こんな感じにピカピカになりました(笑)。
おいら的にはこのままクリアーを吹いて終わりでもいいかなぁと思ったんですが、全体を塗装することにしました。
たいらあさんのスープラのイメージカラーの赤に塗装します。
塗料は外装用塗料を使いました。これが一番安くてたくさん使えるんです。(^^)
塗装はこの部分までにとどめておきました。
キャリパー装着後は裏側まで見えないですからね〜。仕上げにクリアーはきちんと吹いておきましたよ!(^^)
続いてキャリパーのOHを行います。
OHキットはトヨタの共販で買うことができます。キットに含まれているグリスを、ピストンシールの納まる凹みに塗りこみます。ちょっと細かい作業なので、爪楊枝があると便利ですね〜。
ピストンシールを組み込みます。
ここは重要な部分なので慎重に作業を行います。
次に、ピストントップの凹みにもグリスを塗りこみます。
キットのグリスの量はちょっと少なめなので、うまく調整してくださいね〜。
ピストンにゴムのカバーを取り付けます。だけど、ここでカバーをつけても意味がありません。これは、ピストンをキャリパーに組み込んでから行なってください。
あくまでもイメージということで(爆)。
カバーを針金のような部品で固定します。
もちろんこれも、キャリパーに組み込んだ状態でやる作業です。(^_^;)
キャリパーは2つに分解できるんですけど、これを支える部分のシリンダーを組み込んでいるところです。
これも上の画像のようにやってはいけません。(^_^;)
キャリパーの横に見えるボルトでシリンダーを固定してから組み込んでください。
先ほどとは逆側についているシリンダーの根本に付いているカバーにもグリスを塗りこみます。
このシリンダー部でキャリパーが左右に広がったり閉じたりするんです。砂などのゴミが付着しないようにするためのカバーですね。
シリンダーを組み込んでいるところです。
あとはキャリパーがきちんと左右に動くかどうか確認するだけです。
たいらあさんが作業したキャリパーは、OHする前と全く違って、クルクルとストレス無く動くようになりましたよ!

長くなったので、後半はパート2へ続く・・・



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