エントリNo. | 作業日 | スープラ所有者名 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 2008年5月 | ままま | 良好 | |
2 | 2008年9月 | 夢郎さん | 良好 | |
3 | 2009年7月 | thorさん | 失敗 | 液漏れにより基板腐食進行が進んでしまっていたため。 |
4 | 2009年9月 | ごすけさん | 良好 | ごすけさんによるDIY作業 |
5 | 2009年11月 | lainさん | 良好 | |
6 | 2009年11月 | KK.KINGさん | 良好 | |
7 | 2009年11月 | lainさん(その2) | 良好 | 予備CPU |
8 | 2010年8月 | 長崎@JZX70さん | 良好 | アイドリング不良・エンジンチェックランプ点灯 ⇒ 復活 |
9 | 2010年9月 | 長崎@JZX70さん | 良好 | ツマミ付きチューニングECU |
10 | 2010年10月 | やさと温泉さん | 良好 | エンジンストップ&セル初爆無し |
○をつけたところが交換対象のコンデンサ。底板側はこの4箇所です。 |
天板側の交換対象コンデンサは1箇所。 底板と天板をつなぐ配線帯と基板を傷つけないようにひっくり返すのが注意点ですね。 |
漏れていたままま号のコンデンサ。。。 結構な範囲に液が漏れていたのでもうダメだ、、、って思いましたが、あきらめずに交換作業開始! ちなみに4番のコンデンサも同様に漏れてました。(^_^;) |
漏れたコンデンサの拡大写真! 底の部分から漏れているのが良く分かりますね。 どのくらいの量が漏れたのか分かりませんが、基板に届いて拡散するだけの十分な量はあるようです。 |
交換対象コンデンサを取り除いたら、新しいコンデンサを取り付けるための下準備をします。(撮影協力:夢郎さん) まずは残った古いハンダの除去。 ハンダ吸い取り線というものを使いました。 ハンダ吸い取り機を持っている人はそれを使うのもいいですね。ただ、狭いのでほかの部品を傷つけないよう注意が必要。 |
最後に無水アルコールで洗浄。(撮影協力:夢郎さん) 飛び散ったハンダのヤニを綿棒でふき取ればOK。 基板表面の防水膜が剥がれてしまっても大丈夫。最後にまとめてコーティングします。 もし電解液が漏れていた場合はここで同様に洗浄します。 基板洗浄スプレーがあれば楽かも。 |
ハンダ除去と洗浄が完了したところ! コンデンサの足を通すための穴がしっかり空いているのがみえますね。 漏れた電解液も基板まで届いておらず、コーティング表面までしか侵食していなかったようです。 |
しかし! 4番のコンデンサのところは基板のパターンのところまで侵食されていました、、。 んが!ギリギリのところで配線パターンをショートさせるところまではいっていなかったようです。 念のためテスターで確認してみたところOKっぽいのでひと安心。(^^) あと少し遅かったら手遅れだったでしょう。 上級者ならはジャンパー線を張って対処する技を繰り出すのもありですね。 ここのコンデンサは大きいので漏れ出す量も多いから要注意です。 |
5番のコンデンサもキレイに洗浄。 他のコンデンサに比べて周りに邪魔者が少ないから、練習も兼ねてまずはこのコンデンサから始めるのがいいかも。 |
交換用にGETしたコンデンサ達。 秋葉原とかに行けば1個数十円で買えます。 おいらは面倒だったのでネット通販で注文しちゃいました。(^_^;) 各コンデンサは1個ずつあればいいのですが、初期不良の場合も考えて5個ずつGETしました。 送料含めて1000円くらいです。 個人的には秋葉原のラジオデパートが好きだったりします。店のおじさんに聞けば親切に教えてくれますよ〜。 それぞれのコンデンサの諸元は下記の通り。 1. 47μF、63V、8φ、12h 2. 33μF、35V、5φ、11h 3.100μF、10V、6φ、11h 4.220μF、10V、8φ、11h 5. 15μF、35V、5φ、11h V数は耐用ボルトなのでこの値よりも大きくてもOK。逆にコンデンサ容量(μF)は同じじゃないとダメ。 あと注意点は大きさ(φ:直径、h:高さ)ですね。極端に大きなものや小さなものを選ぶと取り付け時にハマります。 |
取り付け後の新しいコンデンサたち。 半田ごてはなるべく短時間だけ基板に当てるところがポイントです。 ちゃんと反対側までハンダが浸透しているか確認するといいですね。 あとはコンデンサの電極にも注意。 基板上のマイナス(−)表示があるほうにコンデンサの短い方の足を差し込みます。 コンデンサ本体にも白い帯で「−」マイナス表示がありますよ〜。 |
3番、4番のコンデンサ。 ここが一番狭いのでやっかいです。 剥がした基板コーティングはこの時点で吹きかけます。 すぐに乾きますが10分くらい放置するのがいいですね。 上の画像は銅のパターンむき出しに見えますが、無色タイプのコーティングを吹きかけたからです。 |
5番のコンデンサ。 色が違っていても諸元があっているからOK! 中古のCPUをGETした場合でコンデンサの色が違っていたら、すでに交換済みの可能性があるかもしれないですね。 |
今回の作業で使用した脇役たち。 左の無水エタノールは薬局で買えます。消毒用ではなく「無水」タイプであることに注意。 消毒用だと水分が含まれていて、基板をサビさせてしまうから使用不可です。 右は基板コーティングに使用したハヤコートMark2。ホームセンターで買えます。 真ん中のハンダ吸い取り線もホームセンターでOK。 電子工作好きならサクサク進むでしょう。これであと10年は安心して乗れます。 DIY満足度100%! |