タービンガスケット交換の巻

 うちのスープラは社外タービンに交換されています。普通に乗っている分にはオイル交換などの定期的なメンテナンスをしてやればノーマルタービン車とほとんど同じ感覚で乗れます。
 だけど、サーキットを走るとなるとちょっと変わってきます。オイル交換とかはノーマルタービン車も同様に交換しなきゃいけないのは当然ですが、社外タービン限定の定期交換パーツがあります。その代表的なモノが今回交換するタービンガスケットです。
 SRエンジン搭載のシルビアなどは純正でも交換が必要となることもあるようですが、普通はノーマルタービン車でタービンガスケットを交換するなんて話を聞かないですね。

 で、うちのスープラは先日の筑波2000走行会でタービンガスケットが抜けました。ガスケットが抜けると以下のような症状が出るので大体すぐに分かります。
  1.ブーストが設定値まで上がらない。または、設定値まで上がってもすぐにタレる。
  2.ブーストが掛かった直後にエンジンルームから異音が聞こえる。(例:ジャリジャリジャリ・・・、バリバリバリ・・・)
  3.窓を開けて走っていると排気ガスのニオイが入ってくる。
  4.ボンネットを開けると異常に熱い空気が漂っている。

 タービンガスケットが抜けても通常の街乗りレベルでは乗れてしまいますが、抜けたガスケットの隙間から超高温の排気ガスが常時漏れるのでいいことはありません。(^_^;)
 超高温のガスはエンジンルーム内のあらゆるものを溶かしたり熱障害の原因となります。  もちろんブーストが適正値まで上がらないのでパワーもガクっと落ちてしまいます。低速トルクも落ちるから燃費も悪くなりますね。。。
 とりあえず、自宅に戻るまでとかショップに持ち込むまではブーストを掛けないで乗るのがよいでしょう。

 DIYで交換する手順はいたって簡単。タービンの排気側(エキゾースト側)のフランジのボルトを外し、ガスケットを入れ替えるだけでOK。
 交換方法はタービンの種類によって若干変わってきますが大体同じです。注意点は、タービンから出ているボルトが長い場合はエキマニとタービンの間のすき間をうまいこと広げないとダメってことですね。
 水冷タービンとかの場合はタービン周りにオイルラインの他にウォーターラインもあるので、その辺を注意してずらさないと各種ラインを傷めてしまう危険があります。
 あと、フランジナットは緩み止めの加工がされていますが、適正トルク以下だと緩んでしまい、再度のガスケット抜けにつながります。

 交換後は少しずつブーストを上げていってガスケットがなじむのを待てばOK。少し乗った後に増し締め確認するとベストですね。(^^)

 うちのスープラもガスケット交換前後ではパワー感が全然違いました。街乗りレベルでも断然乗りやすい!
 やっぱり乗っていて気持ちよくないとダメだなぁって再認識させられました。(^^)


画像左から、前回抜けたガスケット、今回抜けたガスケット、新品ガスケット。
今回は早めの交換のため被害は少なかったようです。
ちなみにガスケットはトラストのタービンキットの補修用のものがジャストサイズでした。
社外タービンの規格は大体同じだからでしょうね。

作業時間はゆっくりやって3時間程度。次回は慣れたからもう少し早くできそうです。
DIY満足度100%!


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