R32スカイライン用4ポットキャリパー取付の巻

 パート1の続きです。

続いて70純正のキャリパーを取り外します。
キャリパーはローターの裏側にあるボルトとブレーキラインを外せば、ごろっと取れます(笑)。
ここの作業内容は、たいらあさんの「ブレーキパッド交換の巻」を参考にしてください。
次にローターを取り外します。ローターは特にボルトで固定されているわけではないのですが、大抵はサビ等で固着してしまい、手で引っ張って取れることはまずありません。
そこで、その辺に転がっているボルト(M8)をローターの中心近くにあるネジ穴に差し込みます。穴は2個開いていますので、ボルトは2個使います。
これを交互にバランスよくねじ込んでいけば、ローターもごろっと取れます(笑)。
これは、外した70純正ローターを真上から見たところです。
いい感じでローターが削れていることが分かります(笑)。
深さは軽く見て1ミリといった所でしょうか。それに加え、レコード状の溝も同心円状に出来ています。(^_^;)
これが内外両方ともこのようになっているので、ペダルタッチが悪くなるのは仕方のないことですよね。
左が今回新しく導入するJZA80スープラ用のローターです。しかも17インチ用です(324φ)。どう見ても大きさが全然違います!持った感じはゴツイ!って表現するのがちょうど良いですね(笑)。
本当はAPロッキードのスタンダードタイプのローターが欲しかったんですが、在庫切れのためプロジェクトμのSCRになってしまいました。(^_^;)
スリット入りにするとパッドのカスがエライことになるので避けたかったんですけどね。。。
おいらの中ではパッドと同じメーカーになったことで、相性が良くなるだろうと半ば強引に納得しました(爆)。
これはローターが外れてセンターハブだけになった所です。
下に新聞紙が敷いてあるのは、ブレーキフルードがダダ漏れになったからです(爆)。
さて、ここからが作業の本番です(笑)。このセンターハブの外径を約10ミリ(半径5ミリ)程削ります。削るには先ほどキャリパーを削った時に使用したサンダーを使います。
なぜ10ミリも削らなくてはならないのか?それは、80スープラ用のローターがはまらないからです(笑)。これはどうしようもないので気合で切り抜けます(爆)。
これはおいらががんばってセンターハブを削っている所です(笑)。
片側を削るのに1時間半ほど掛かりました(爆)。反対側の方は慣れてきましたが、それでも1時間はかかりました。(^_^;)
この作業をこなした人間から一つアドバイスがあります。削っている時は「無心になれ!」ってことです(爆)。
ちなみに後でティッシュで鼻を噛んだら、真っ黒なものが出てきました。(^_^;)
センターハブが削れたら、7020ブラケット付属のスペーサーを合わせてみます。これがピッタリになれば作業終了です。(^^)
このスペーサーはローターをキャリパーの中心に合わせるために使います。
ここまで来た時には、サンダーの振動で手がブルブル震えてしまって、スペーサーを合わせるのに苦労することでしょう(爆)。
これはバックプレートを切り落としているところです。
70スープラ純正のキャリパーよりも、R32スカイライン用のほうが横に細長いためにバックプレートに干渉してしまうからなんです。
大体上部の真ん中からズバっと真ん中まで切り落としてしまいます。これは薄くて柔らかいので簡単に切れますよ〜。(^^)
バックプレートは最終的にこんな感じに切り取りました。
切った断面にはサビ防止のために塗料で塗っておきます。
今度はブラケットをナックルに取り付けます。
取付用のボルトはキットに付属しているのでそれを使います。
ここでは本締めせずに仮止め程度にしておきます。キャリパーを付けてみてバックプレートと干渉する所があったら、また外して削ることになります。(^_^;)
キャリパーの位置決めが完了したらローターを取り付けます。
先にローター側にスペーサーを入れてしまった方が作業的には楽ですね〜。
あと、ハブに取り付ける前にブレーキクリーナーで脱脂しておきます。裏側はここでやっておかないとキレイに脱脂できなくなってしまいます。
ローターを取り付けたところです。プロミューグリーンが映えてますね〜(爆)。
この時点でやたらとデカイなぁと思えてきます。(^_^;)
あ、そうそう、大切なことを忘れてました!
ローターを取り付ける前に、バックプレートと干渉する部分を内側に折り曲げてください。切り落としてしまっても良いかも知れないです。
これをきちんとやっておかないと、後でギーコギーコ言って歩行者の注目を浴びることとなります(体験者談)(爆)。
最後にキャリパーをブラケットに固定すれば完了です。(^^)
念のため、きちんとローターが中心になっているか確認してください。
それと、ブレーキラインは70用のものがボルトオンで付きますのでご心配なく。
あと、画像を見てもらえば分かると思うのですが、キャリパー&ブレーキパッドはローターの全面を使いません。内側の数センチは無駄になってしまいますが、問題は無いそうです。
ホイールをつけるとこんな感じになりました。(言い忘れましたが、取り付ける前に注意して欲しいことは、17インチ以上でビッグキャリパー対応のホイールでないとダメなんです。。。)
う〜ん、しかしかなりいい感じに出来上がりましたよ!キャリパーもブラックに塗装して良かったと思います。(^^)
ただ、こまめにホイールを洗わないとすぐに真っ黒になってしまうんですけどね(笑)。
ここまでの作業時間は、キャリパーのOH&塗装を含めると、大体2日間掛かりました。慣れたので次は早いかも知れませんが、大変なので次はやりません(爆)。
DIY満足度200%!!


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