白煙対策パーツ(その2)取付の巻

 前回のレポートで報告した白煙対策パーツは、純正タービンがついている側(インテーク部分)のブローバイ戻し位置を変更するものでした。おいらはこのパーツを全て交換すれば白煙対策パーツは完璧だぁと思っていたんですが、その後マサさんから追加情報をいただき、他にも白煙対策パーツがあることを知りました。
 このパーツは、エンジンの向かって右側にあるサージタンクとカムカバーを結ぶホースと、逆流を防止するワンウェイバルブの2点になります。
 前期型の1JZではこのホースが曲がりくねった形状だったのに対し、対策後パーツではスムーズな曲がりで無理のない配置となっています。間違いなくこの形状の違いが問題だったのでしょう。
 取り付けは、下のレポートと画像を見てもらえると分かるとおり非常に簡単です。工具はプライヤーがあればOKですね。自分のクルマを見てみて、旧型のホースだったらすぐに交換してみてはいかがでしょうか?!パーツ代も結構安いですしね。(^^)

 それと、今回の白煙対策パーツは前回の白煙対策パーツとは違い、タービン交換車であっても交換対象となる可能性があるというところにポイントがあります。サージタンクまでワンオフで作った〜なんてツワモノの方には関係ないかもしれませんが(笑)、大抵のタービン交換くらいならこの部分は純正を使用しているはずです。したがって、全ての前期型1JZオーナーの方は要チェックということになりますね。
 一方、後期型の1JZだったからといって安心できるというわけでもないと思います。10年・10万キロといった年月の間に、エンジンからの熱や振動によって、これらのホースやワンウェイバルブが痛んでいる可能性は十分に考えられますので、新車時から一度も交換されていない様子でしたら交換するほうがいいかもしれませんね。とにかく怪しいパーツは新品に交換してしまうほうが無難です。

 といった経緯で、今回の作業で全ての白煙対策パーツを交換することができました。夢朗さんのスープラも外見上では後期型と見分けがつかなくなりましたね。(^^)

品名:ベンチレーションホース
品番:12261−88401
定価:370円

品名:ワンウェイバルブ
品番:12204−88402
定価:740円

パーツは全部で上記2点。価格は全て平成15年12月現在のものです。情報提供:マサさん

アクセルワイヤーが邪魔でちょっと分かりにくいですが、カムカバーから突き出しているパイプが見えるかと思います。これが問題のホースとワンウェイバルブになります。
サージタンク側はオレンジ色のバルブとジョイントでホースを繋いでいます。
作業の時にはアクセルワイヤーをずらしておくか、思い切って外したほうが作業性がいいですね。
ちょっと違った角度から撮影してみました。
カムカバー側は、プライヤーでホースバンドをずらしてホースを抜き取り、ワンウェイバルブをフリーにしておいたほうが抜き取りやすいです。
ワンウェイバルブの根元からオイル漏れがあるのがちょっと気になりますね。これも経年劣化の影響でしょうか。
左が白煙対策パーツです。どうみても右側の取り回しのほうが効率が悪そうです。(^_^;)
後期型1JZの方は、ワンウェイバルブだけでも交換しておいたほうがいいかもしれません。
エンジンの熱をもろに受ける部分ですので、バルブが正常に機能していない可能性があります。
取付は取り外しの逆順で組み込めばOKです。(^^)
先にカムカバー側を取り付けたほうがいいような気もしますけど、サージタンク側の取り付けが結構面倒なので、先にサージタンク側を取り付けたほうがいいみたいですね。
これで取り付け完了です!(^^)
今回は全部夢朗さん一人で作業していたので、おいらは見ていただけでした(笑)。あ、暗かったので小型ライトで照明さん役をやってました!(笑)
作業時間は多く見積もっても30分くらいですね。先にCRCとかの潤滑剤を吹いておけば、ホースの抜き差しに手間取ったりすることもないので心配ないと思います。(^^)
このレポートを見たら、是非ご自分のエンジンルームを開けて確認してみてくださいね〜。
満足度100%!


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