タービン交換の巻

 あっくんによるGA70スープラのタービン交換のレポートです。最近少なくなってきたGA70ですが、タービン交換することで最新のクルマにも負けないパワーを手に入れることができます。GA70オーナーなら十分参考になる内容だと思います。
 以下はあっくんによるレポート内容です。
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今回、懐かしい1G用ボルトオンタービンKITを格安で発見し落札しました。
ボルトオンKITなのでとりあえず細かい燃調なしでもそれなりに・・・って事でDIY交換してみました(爆)。

管理人さんと休みの調整が出来ず急遽su-さん宅で行なう事になりました。
交換にあたっては、su-さん、遠くからわざわざ来ていただいだcinさん、来ていただいたのにお披露目できなかった、ごすけさん&たかぴょんさんありがとうございました。m(__)m

今回購入したのはHKS TD04−11BツインタービンKITです。
あれ?っと思う方も多いと思いますが、当時はHKSでもTDタービンを使ってました。
私も過去にギャランVR−4 E−39A 4G63に乗っていた時もHKS千葉サービスでTD05H−16Gってタービンを組んでました。

HKSのツインターボKITはTD−04の09Bタイプと11Bのタービンキットがあり、昔のKIT資料では、09Bはブースト0.85で238PS(前期1Gエンジン)、11Bはブースト0.8で273PS(前期1Gエンジン)という情報が残っていました。当時は今よりも抜けの悪いマフラーだったはずだし、しかも前期1Gエンジンということを考えると、、、ムフフ。
資料提供はBOLD−S70Rさんにして頂きました。ありがとうございました。m(__)m

このKITを取り付けるにあたり用意した物は、青丸で囲んだ部分のシリコンホース類です。これは劣化して割れていたこともあり、全てのサイズを計り取り寄せました。

○その他に用意した物
 タービン回りのスタッドボルト&ナット
 TD04−11B用タービンガスケットIN×2 EX×2
 ウォーターラインガスケット×2
 銅ワッシャー×4
 シリコンホース&ホースバンド
 ガスケット作成KIT
 LLC
 エンジンOIL
 各種ボルト&ナット
作業手順
 1.LLC&OILを抜きます。
 2.LLC&OILが抜ける間の時間を利用して、フロントパイプ&タービン周りの邪魔な物を外します。
 3.OILライン&ウォーターラインを外します。
 4.タービンを外します。
 5.ゴミ、水、OIL等が混入しない様に各所にメクラをします。
 6.普段手の届かない様な所を洗浄します。
 7.タービン取り付け
 8.OILラインを取り付けます。
 9.ウォーターラインリターン&メクラキャップを取り付けます。
10.フロントパイプの取り付け&外した物を元に戻します。
11.OIL注入&LLC注入。あと、エア抜きをします。
12.OIL&LLC漏れを確認して終了です。

まずOIL&LLCを抜きます。
一見するとそんなに汚く見えないのですが後で大変な事に?!
OIL&LLCが抜ける時間を使ってタワーバー・サクション等、作業の邪魔になる物をサクサク外して作業スペースを確保します。
装着期間たった2ヶ月の柿本フロントパイプさようなら〜(爆)。
余計な物を外し終わると純正タービンのお目見えです。
ブローバイでヘッド周りがかなり汚れてました。(^_^;)
OILラインとウォーターラインを外します。
この時ラインに残っているOIL&LLCが溢れますので注意が必要です。
純正タービンが無事外れて半笑い(笑)。
ポン付けタービンなのでマニは純正を使います。
こんな機会はそうないので、ついでにヘッド周りの掃除もしました。
今回のタービンは水冷ではないため、ウォーターラインを塞ぎます。
まず赤丸のウォーターラインを、純正ホースを使ってリターンさせます。
ヘッド周りも綺麗になった所で、いよいよタービン装着!!
ガスケット・スタッドボルトは必ず新品を使います。
2つ目&知恵の輪の様なパイピングを装着!!ちゃんとHKSの刻印が入ってます(爆)。
赤丸のOILラインを取り付けます。
赤丸は、もう一方のウォーターラインにメクラキャップを取り付けた様子です。
青丸は、今回ついでに取り付けた排気温度計のセンサーです。
赤丸部分が純正ホースでウォーターラインをリターンさせた様子です。
またまたついでなのでローテンプサーモも付けました。
あとは外したのとは逆に組んでいくだけです。
最後にOIL&LLCを注入して緊張のエンジンスタート!!
LLCのエア抜きをしながら、OIL漏れ&排気漏れをチェックして終了です。

装着後のインプレですが、タービンがタービンなだけに劇的な変化は感じられませんでしたが、乗り味はプチドッカンに変わりました。
本当の変化が現れたのは燃調をいじってからになりました。

この後カムカバーガスケットを交換しようと心に誓う、あっくんでした(爆)。


作業としては簡単ですが、車を壊す覚悟がなければ、絶対にDIYはお勧めしません!!
今回はタービンO/Hもしてないし、私も壊す覚悟で望みました。
タービン本体よりもガスケット類とパイピングの方が結果的に費用が掛かったのも事実です。
それでも中古タービンをDIYで付けたいという方は自己責任でお願いします。


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