MOMOレース(32φ)ステアリング交換の巻
70スープラのツインターボRってグレードには純正で装着されているモモステアリング。
この装備が欲しくてこのグレードを選ぶ人は少ないと思いますが、モモといえば有名メーカーなだけあって純正でも結構つくりがしっかりしていて使いやすいです。
だけどスポーツカーを乗っているとやはり社外品に交換してしまいたくなってしまうんですよね。(^_^;)
そんな簡単な理由でおいらのスープラも社外品のステアリングに交換してました。
交換したのは今から10年前。正直あんまりその時のことを覚えていません。(^_^;)
だけど純正がモモだから、社外品にしても同じモモ製にしようと思ってモモ・レースを選んだのは覚えています。
そしてステアリング径は、当時はあんまり知識がなかったから安易に35φを選びました(笑)。ていうか、店頭には35φしかなかった記憶が。。。当時はインターネットもオークションもなかったですしね。
そんな感じで選んだステアリングですが気がついたら10年。
色々調べてみるとサーキット走行では小径ステアリングの方が操作がしやすいってことが分かりました。
ってことで今回選んだのが、同じモモ・レースの32φ。
やはり自分の手に馴染んだステアリングは簡単に変えられないってことと、このモモ・レースは個人的に気に入っていたってこともあります。まぁ、定番ってこともありますが(笑)。
さて、35φのステアリングを32φにした場合の操作性の違いがどうなるかについて考えてみます。
まずφ(ファイ)というのはステアリングの直径です。単位はセンチメートル。そうなると外周は直径×円周率だから、
35φ=35×3.14=109.9cm
32φ=32×3.14=100.5cm
その差は約9cmです。
たった9cm。しかし、コンマ数秒の世界のタイムアップを狙うシーンではこの差が大きく出てきます。
1つのコーナーで0.05秒違ったとしても6コーナーあれば0.3秒。
筑波2000で0.3秒のタイムを縮めるのは結構シビアです(笑)。
あとは小径になったことでステアリングを切りながらのシフト操作が楽になるってメリットもあります。
これは左コーナーなどで右手が9時の位置に来た場合などで体感できます。
32φという数字は人間が両腕を真っ直ぐ前に伸ばしたときの両腕の間隔に近いから無駄な動きが少なくなるからなのかな?!なんて考えています。
ただし、このようなメリットだけかというかと、実はそうでもなくてデメリットもあります。
一つは細かい操作が(若干ではありますが)できなくなるってことです。
高速走行中は特にほんの少しステアリングを切っただけでも向きが変わるので、この9cm分操作が荒くなってしまう可能性があります。
あと小径になったことでステアリングを回す際の力が多く必要になるってことですね。
今のクルマはパワステがあるからそれほど大きい問題にはなりませんが、Sタイヤを履いた時の車庫入れ時には体感できるかもしれません(笑)。
まぁ、2つ目のデメリットはサーキット走行時はほとんど影響ないでしょうけど。(^_^;)
で、実際筑波サーキットを走ったらどうだったかというと、確かに変わった!しかし、変わったけど違和感を感じるほど操作がしにくくなったって感じはありませんでした。
これはデメリットよりもメリットが大きく感じられたことの証明でもあります。実際にベストラップも更新しましたしね。(^^)v
特に大きくステアリングを切るコーナー(ヘアピンなど)ではそのメリットが大きく感じられました。
微調整ができなくなるかについては、あまり気にならないレベルでした。ミニサーキットを走るケースではもう少し違いがあるかもしれません。
10年使い続けたステアリング交換は結構躊躇する部分もありましたが、思い切って決断しておいて良かったなぁと思いました。
これからステアリング交換する人は、今後の走行シチュエーションを考慮して32φの選択肢も考えてみるといいかもしれないですね。
35φと32φを重ねてみるとあまり違いが分からないかも(笑)。
目の錯覚で上の矢印と下の矢印の長さが同じに見えるアレに近いかもしれません。
デジカメのフラッシュの関係でグレーっぽく見えますが、実際はもっと黒いです。
メーター類が見えにくくなるかな?!って思ってたけど、大して変わらなかったです。
あとフルバケでの乗り降りがしやすくなりました!これは想定外です(笑)。
ただし、小径になった分チルトで若干下側にずらさないとバランスが悪いですね。
満足度100%!
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