プロジェクトμ製 SCR−PRO ローター部交換の巻 その3

 今回はフロントのローター交換のレポートです。
 『またローター交換ネタかよ!』って思う人もいるかと思いますが、今回はちょっと違います。

 いつもはスリットローターだけど、今回はスリット無し、いわゆるプレーンローターってやつに交換します。
 プロジェクトミューのSCRプロローターはスリット有りと無しを選べるんです。
 もちろん、交換するのはローター部だけで、ベルハウジングは再利用します。

 んで!

 おいらが言いたいのは、なぜプレーンローターにしたか?ってところなんですけど、まず、これには前提条件が一つだけあります。
 それは、カーボンパッドを装着していること、になります。

 カーボンパッドは普通のメタルパッドと違い、ローター表面にカーボン皮膜を形成させ、カーボン同士の摩擦抵抗によって制動能力を発揮させるものです。
 なので、カーボンパッドを最大限効かせるためにはカーボン皮膜の面積が大きければ大きいほど良いということになります。

 ここで気になってくるのはスリットの必要性。
 スリットには、
 1.パッドとローター面のアタリ付けを早くさせる
 2.古いパッド面を削り新しいパッド面を出す
 3.ローターとパッドの間に存在するガスを抜く
の大きく3点の役割があるとされています。

 ただ、カーボンパッドの場合これらの役割が全て必要かといわれると、おいら的には疑問があります。
 1はちゃんとアタリ付けをしてから走行会に臨めばOK、2はカーボン皮膜の面積が重要であってパッド表面のクリーニングは不要、3はガスがあるのか無いのか分からないので微妙、といったところです。
 なので、3の効果がスリット有りによるカーボン皮膜面積の縮小よりも多いとなれば考えられなくも無いですが、おいら個人としては試してみないと分からない!ってことで今回スリット無しのプレーンタイプのローターをチョイスしてみることにしました。

 ちなみに、、、SCRプロのローターはスリット有り無しに関わらず、定価は同じなのでした。(^_^;)
 普通なら加工工賃として1枚1000円くらい上乗せなんですけどね。

 とりあえず、このローターが割れるまで使ってみて、スリット有りとの違いがあるかどうかについて検証していきたいと思います。


今回の割れ具合。
まだスリットが十分ある状態ですが、左側なんて1ミリ以上すき間ができているので危険、、、。(^_^;)
街乗りではまだいけそうなんですけどね。
スリット無しの効果を確かめるには左右同時交換が基本でしょう、ということで、断腸の思いで交換しました。(^_^;)
途中経過無しでサクッと交換後の画像(笑)。
スリットの有り無しに関わらず作業方法は同じです。
しかし重大な事実が一つ!
スリットが無いのに、ローターには左右個別の刻印があるのでした!!!!
恐らく、、、ローター内部の空気抜き用フィンの向きがあるからなのでしょうけど。
気づかないとせっかくの機能が無駄になるので要注意。
車体に取り付け後の画像。
ベルハウジングがだいぶ汚れてきていますが、アルミ製の割りにかなり丈夫。
まだしばらく再利用しちゃいますよ〜〜〜!!

DIY満足度100%!


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