CUSCO LSD Type−RS 取付の巻

 サーキットを専門に走るようになり、おいらのスープラの軽量化、足回りの強化を続けてきました。そうすることによってコーナリングスピードの向上や安定性を上げることが出来ました。しかし、コーナリング中はどうしても前を走っているクルマとの車間を詰めることが出来ませんでした。ターボRは純正でトルセンLSDが装着されているので、コーナリングには強いはずなのに、アクセルを踏んでもLSD取付車によくあるような前に押し出される感覚がありません。
 いろいろ調べていくうちに、トルセンLSDは、Rの小さいコーナーで片輪の接地力が弱まった場合、LSDの効果を発揮することが出来ないことがあるということが分かりました。この辺の詳しい話はおいらは説明するのはキツイので、ネットで検索すればすぐに見つかると思います。(^_^;)

 というわけで、トルセンLSDに早々に見切りをつけ、機械式LSDを装着しようと思い立ったのです。
 機械式LSDといっても、70スープラ用としてはたくさんのメーカーからリリースされています。それに、LSDには動作方式が1WAY・2WAY・1.5WAYの3種類があって、選ぶのにはめちゃめちゃ悩みました。(^_^;)
 まず、メーカーはCUSCOにすることに決めました。理由は、ネットで調べた結果、多くのサーキット走行車が装着していたことと、Yamamukさんのオススメがあったことですね。あと、取付にはYamamukさんの時にもお世話になっている「RSなんぐう」さんにお願いするつもりでしたので、同じメーカーの方が都合がいいと思ったからです。本当はミツさんオススメのTRDも良かったんですけどね〜。皆さんが選ぶ時は、乗り比べてみてもいいですよ〜。(^^)
 次に動作方式ですが、最初は1WAYにしようかと思ったんですけど、その効果を100%活かしきれるのはジムカーナや小さいミニサーキットだけになってしまうので、2WAYにすることとしました。今は1.5WAYもリリースされているみたいなので、これから装着を検討している人はそれを選んでみるのもいいかもしれませんね〜。

 取り付けにあたっては、さすがにDIYは出来ませんので、先にも書いたRSなんぐうさんにお願いすることにしました。400Ps以上のパワーが出ているクルマになると、プロの手できちんとバックラッシュの調整をしておかないとすぐ壊れてしまうそうです。
 というわけで、今回はDIYではありませんが、サーキット走行に必要なパーツの一つとして、その取付の様子を紹介することにします。

 取付後の感想は、コーナリング中の安定感が違う!ということです。きちんと路面を捉えて離さないって感覚が分かります。まだ限界を超えた走りをしていないので分かりませんが、かなりの勢いでコーナーに突っ込んでも曲がれてしまうような気がします(笑)。
 逆にデメリットは、ステアリングがまっすぐじゃないとガコガコ言って発進するのがツライといったところでしょうか(笑)。あと、バキバキ言うのも気になるかもしれませんね〜。だけど、サーキットで走ったときの感動を覚えたら、そのデメリットもすぐに吹き飛ぶことでしょう。(^^)
 あとこれはデメリットと言って良いか分かりませんが、プッシュアンダーが強くなりました。これはLSD装着車は自然とそうなるものなんですが、今まで自分が描いていたコーナリングレコードをなぞることが出来なくなりました。こうなると自分がLSDに合わせた運転をするしかなくなりますね。もっと上達すれば速く走れるようになることは間違いないと思います。

なお、トルセンLSD装着車(ターボRは標準装備)は以下に示すサイドフランジを別途購入(2個)し、LSD装着時に交換する必要があります。

品名:LSD 159F
品番:41309−14060
定価:6600円/個(平成14年5月現在)

 LSDを取り付けるにはデフ玉ごと外さなくてはいけません。
 RS☆Rのマフラーはデフの下側を通っているので、マフラーを外すことになりました。
 画像が暗くて良く分かりませんが、デフの周りに付いてるボルトを外している所です。大きなボルトが4本ほどで留まっているようです。もっとあったかな?!
 もちろん、プロペラシャフトとも切り離さないといけないので、そこのボルトも外します。
ちなみに、作業は全てなんぐうさんにお願いしました。GT選手権とかのレーシングカーを専門に扱っているプロの整備士なので、作業のやり方はテキパキしていて見ているだけでもすごく勉強になりました。
 ここでいきなりLSDを組み込んだところの画像です(笑)。途中の画像はフラッシュがうまく効いていなかったみたいで真っ黒でした(爆)。すみません。m(__)m

 これはリングギヤのバックラッシュの測定をしているところです。ここの調整をきちんとしておくのとしないのとでは、その寿命にも大きく影響を受けるそうです。
 あと、リングギヤに赤いペンキのようなものが塗ってありますが、これは光明丹です。リングギヤとピニオン(でよかったかな?!)の歯当たりを見るために使います。
 真っ暗で何が写っているか分かりにくいですが、これはLSDのシムです。
 バックラッシュの調整のために何種類かの厚みのシムをトヨタの共販で購入してきました。ちなみに価格は一枚数百円です。
 これまた暗いですがLSD組み込み完了です。
 ホースが伸びているのはデフオイルを多めに入れても漏れないようにするためのものです。
 デフ玉装着は降ろした時と逆の手順です。
 画像を見れば分かりますが、デフ玉がキレイに塗装されていかにも新品ぽいです(笑)。
 ちなみにデフオイルは口切いっぱいまで入れました。慣らしが終わったらすぐにオイル交換しましたが、金属粉は全く出ていませんでした。これで一安心です。
 あとはサーキットでその効果を発揮させるだけです!速く走るためにがんばるぞ〜〜!(^^)
 それから、取付作業をしていただいたなんぐうさん、本当にありがとうございました!m(__)m
 満足度 200%!


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