セルモーター交換の巻(プラネタリ式 ⇒ リダクション式)

 また来ました、70スープラの純正部品を修理しよう!のコーナーです(笑)。

 今回のお題は、、、セルモーターです!
 セルモーターは、キーをひねるとバッテリーの電気を利用してモーターが回り、その先端についているギヤでフライホイールの外周を回してあげる装置です。
 これが弱ってくると、エンジンが温まっている時だけエンジンが掛からなくなるなどの症状が現れます。
 その理由としては色々あるのですが、モーター自体が寿命になっている、とか、温度が高いときは電気抵抗が高くて必要な電力が供給されない、とかが挙げられます。
 70スープラも17年も経ってくると、こ〜んなところも壊れてくるんですね〜。(^_^;)

 んで!
 純正部品なので新品交換といきたいところですが、セルモーターはこれがまた非常に高いのです。(--;)
 しかし!
 ラッキーなことにも、セルモーターにはリビルド品が存在します。
 しかししかし!
 ここで焦って注文してはいけません。

 実は、70スープラのセルモーターは2種類存在するのです。
 それは、、、通常のセルモーターの他に、寒冷地仕様セルモーターというのがあるのです!!
 寒冷地仕様は、通常のプラネタリ式とは違いリダクション式のため、低い電圧でもモーターが回るイカしたパーツなのです!

 トヨタもケチケチしないで全車種リダクション式にしてくれりゃ〜いいのに、と思いますが、ここは仕方ない。(^_^;)
 リビルド品を扱っているショップから70スープラのリダクション式セルモーターを取り寄せます。
 ちなみに、プラネタリ式もリダクション式もリビルド品ならそれほど金額は変わりません。大体1万2〜3千円くらい。
 金額が同じなら高性能のリダクション式の方がいいですよね。(^^)

 ただ、リダクション式にも弱点というか欠点があります。
 それは、、、重いこと!!(^_^;)
 プラネタリ式が2.8Kgなのに対し、リダクション式は3.4Kgと600gも重くなっています!!
 「な〜んだ、たったの600gかぁ」っていう意見もありますが、ままま号は軽量化命のためちょっと気になるところ。(^_^;)

 ちなみに、それ以外の違いとしては、セルを回した時の音が違う!ってこと。
 リダクション式はどちらかというと静かに回ります。キュキュキュって音です。プラネタリ式のように原チャリのようなカラカラカラ・・・といった軽い音ではありません。高級車チックです(笑)。
 個人的にはプラネタリ式の方が「セルを回してるぜ!」って感じがするので好みではあるのですが、、、(笑)。

 まぁ、欠点(?)はこんなところですが、それを補って余りある長所が、『低電圧でのセルの周りの良さ』にありますね。
 小型バッテリーを積んでいるクルマ、または、リアにバッテリーを移しちゃって電圧降下が気になる人にはうってつけです。
 ・・・まるで、ままま号に装着するために用意されたパーツのようです(笑)。

 そんなこんなで色々ありますが、セルモーター交換、これはリダクション式にしておいた方がいいですよ〜!ってレポートでした。(^^)
 皆さんも是非参考にしてみてください。


これがリビルド品のリダクション式セルモーター。
ピカピカに磨かれた外装を見た感じはまるで新品のようです。
部品番号は、28100-46100です。
ちなみに、プラネタリ式の方は、28100-46080です。
セルモーターのギヤ部分のドアップ。
このギヤでフライホイールの外周を回します。
キーをひねると、このギヤの部分が出っ張ってきてフライホイールに接触します。
ままま号に取り付けられているプラネタリ式のセルモーター。
見た目的にもだいぶヘタってきているなぁって感じです。
セルモーターを取り外すには、ミッションに固定させている長いボルトを2本外せばOK。
上側がちょっとめんどくさいけど、長さの違うメガネを何個か使い回せば何とかなります。
あと、電極も外す必要があります。
そうそう、作業開始前にバッテリーの端子を外すのを忘れないように、、、。
左がリダクション、右がプラネタリ。
色が違う、、、以外にも、形が違うような、、、。
このように並べるとその違いがハッキリ。
まず、本体の形が全然違う!!(^_^;)
そして、電極が付いている場所も違う、、、。
これは本当にポン付けできるのか不安になってきますね。(^_^;)
ギヤ部分の比較画像。
やっぱり形状が全然違うんですけど。(^_^;)
プラネタリのほうは半球状のカバーみたいのがついているし。
ボルト穴は同じような位置関係っぽいですが。
不安いっぱいでしたが、取り付けたらしっかりポン付けでした(笑)。
ただし!
気になっていた電極部分が上下逆になったので、配線の取り回しだけ気を使いました。
あとはガコガコとやったらピッタシハマってガッツポーズ(笑)。
取り付け後のエンジン始動も一発で問題なし!(^^)

作業時間は約2時間。
DIY満足度 100%!


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