ブレーキライン熱対策(遮熱)の巻

 筑波2000の走行会が終わった後にやる定例行事、ブレーキのエア抜き。
 4輪ジャッキアップするからめんどくさいんですよね〜。
 ついでに真っ黒になったエンジンオイルの交換もやるから時間的には1時間くらいかかります。

 しかしこれをやらないと、帰り道で前を走るクルマに激しくオカマを掘ったりする可能性があるから必須作業とあきらめていました。

 だけどよ〜く考えてみたら、エアの混入は本当にキャリパー近辺で発生しているのか?!ってことが気になりました。
 というのも、エア抜き作業をやっていると、たまに後半くらいにエアが出てくることがあったからなんです。
 もしかしたら、ブレーキフルードのリザーバーからキャリパーの間にエア混入の原因があるのかも?!
 って思ってエンジンルームをよく見てみると、、、怪しそうな箇所が、、、。

 そこはフロント左側ブレーキラインがタイヤハウスに入るところ!
 マスターシリンダーから伸びたブレーキラインは一度ストラットの横側を這うように配置され、アッパーマウントの奥側の穴からタイヤハウス内に引き込まれていました。
 純正タービン仕様なら特に問題ないんですけど、ままま号の社外タービンとエキマニはその穴の真横に配置されていたのです。。。
 タービンとエキマニって言ったら、これでもか!ってほど熱い熱射線が発せられる場所ですからね〜。早く気づけよ!って話もありますが(笑)。

 っつ〜ことで、考えられる対策として下記の遮熱メニューを施してみました。
 1.ブレーキラインを断熱チューブで覆う
 2.ブレーキマスター周りの純正遮熱板を遮熱布で覆う
 3.ストラット周りを遮熱布で覆う

 上記3点の他に、
 4.クラッチマスター周りの純正遮熱板の他に追加の遮熱板を取り付ける
 5.純正遮熱板と追加遮熱板を遮熱布で覆う
を実施しました。4と5はクラッチマスター熱対策のレポートで公開します。

 で、ここで使用した断熱チューブと遮熱布は、ビリオンの耐熱パーツをチョイスしました。
 ・スーパーサーモプロテクトチューブ
 ・スーパーサーモクロス

 プロテクトチューブの方は一番細いタイプでピッタリです。
 サーモクロスのほうは4枚セットの奴がお得です。
 プロテクトチューブもサーモクロスも少し余りが出ますが、おいらはタービン周りのオイルライン・水冷ラインの保護に使ってピッタリ使い切りました。(^^)

 そして!気になる効果ですが、筑波2000での全開走行後の後の定例エア抜きではエアが全然混入してませんでした!!!!!
 やはりおいらの睨んでいた通り、タービン周りの熱が原因だったようです。(^^)v
 これでこれからは安心してブレーキングができますね。
 取り付け方法などは下記のレポートを参照してください。


ブレーキマスター周りの純正遮熱板を取り外したところ。
ボルト3本で留まっています。
見ての通りサビサビなので、粗めのペーパーできれいさっぱり落とします。
次にサーモクロスを遮熱板の形に合わせて切り取ります。
使う遮熱布の厚みは0.4mmの粘着付きでOK。
ハサミでチョキチョキ切れます。(^^)
遮熱板に貼り付けたところ!
意外に簡単にキレイに貼り付けられます。
ネジ穴が中に溜まった空気を抜いてくれるからでしょうね。
ネジ穴はドライバーでグリグリやって空けてあげればOK。
あと、余った切れ端で遮熱板の左端も貼り付けるとちょうどピッタリです。
ブレーキラインの遮熱チューブとストラット周りの遮熱はこんな感じ。
タイヤハウスの内側に少しはみ出すように突っ込んであげれば、ずれることなく固定できます。
心配ならステンの針金などを使うといいかも。
ストラット周りの遮熱布は1.6mmタイプを使います。
貼り付ける前にブレーキクリーナーなどで脱脂しておくのを忘れずに!
またまた来ました!ままま号での切り取り設計図! ※画像クリックで拡大
1辺25cmを横に2枚並べて使うイメージです。
ポイントはストラットの曲面にあわせて切れ目(1箇所)を入れることでしょうか。
あとブレーキラインを通すところは×印のように切れ目を入れるとキレイにいきます。
余った切れ端はクラッチマスター遮熱板で使用しますので捨てないでください(笑)。

作業時間は3時間くらい。
満足度100%!


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